電話・対面(特殊詐欺など)作成日: 2026-04-22
寸借詐欺
対面少額
「財布を忘れたので電車賃を貸して」などと少額を騙し取る。
詐欺の具体的な内容
寸借(すんしゃく)詐欺とは、駅前や路上、または繁華街などで突然声をかけ、「財布を落とした」「カバンを盗まれた」などと同情を引く嘘をつき、電車賃や宿泊費などの名目で数千円程度の少額の現金を騙し取る詐欺です。
「少額なら助けてあげよう」という人間の善意や親切心につけ込みます。
「明日必ず返すから」「連絡先を教えるから」と安心させますが、教えられた連絡先は嘘であり、最初から返す気は全くありません。
被害額が少額なため、被害者が泣き寝入りしやすく、警察に届け出ないことを計算して行われます。
主な手口のステップ
- 路上での突然の声かけ: 駅の周辺や深夜の路上などで、身なりのきちんとしたスーツ姿の男や、困り果てた様子の女性が突然声をかけてきます。
- 同情を引く作り話: 「出張中に財布と携帯を落としてしまい、会社に帰る電車賃がない」「ひったくりに遭って一文無しになってしまった」と焦った様子で嘘の事情を説明します。
- 少額の要求と返済の約束: 「明日必ず会社から振り込んで返すので、電車代として3,000円だけ貸してほしい」と、断りにくい絶妙な少額を要求し、偽の名刺や連絡先を渡して信用させます。
- 逃亡: お金を貸すと丁寧にお礼を言って去っていきますが、翌日教えられた番号に電話をかけても「現在使われておりません」となり、名刺の会社も架空のものであることが判明します。
詐欺の例
終電間際の駅前で、スーツ姿のサラリーマン風の男から「すいません、財布を落としてしまって…タクシー代を貸してもらえませんか。名刺も渡しますし、明日の朝一番で必ずあなたの口座に振り込んで返します」と必死な顔で声をかけられた。
困っている様子と同情心から、連絡先と口座番号を教えて5,000円を渡した。
しかし翌日になっても振り込みはなく、渡された名刺の電話番号にかけると全く関係のない会社に繋がり、騙されたと気づいた。
防犯のポイント
- 路上で見知らぬ人から 「お金を貸してほしい」と声をかけられたら、いかなる理由であっても絶対にお金は渡さない。「少額なら…」という善意が狙われています。
- 本当に困っていそうであれば、「すぐそこの交番に行けば、警察がお金を貸してくれる制度(公衆接遇弁償費制度)がありますよ」と交番を案内する。(詐欺師であれば警察を嫌がって逃げていきます)。
- 相手が立派な名刺や身分証を見せてきても、それは偽造されたものか、盗品である可能性が高いため信用しない。
- しつこく付きまとわれたり、無理やり連絡先を聞き出そうとされる場合は、迷わず大声を出して周囲に助けを求めるか、110番通報する。