電話・対面(特殊詐欺など)作成日: 2026-04-22
点検商法
訪問住宅
「屋根が壊れている」と嘘の点検をして高額な修理代を請求する。
詐欺の具体的な内容
点検商法とは、「近所で工事をしている者ですが」「市役所の依頼で来ました」と偽って一般家庭を訪問し、「無料で屋根(や床下、水回り)の点検をします」と言って家に上がり込み、実際には問題がないのに「このままだと家が崩れる」「シロアリがいる」と嘘をついて不安を煽り、不必要で高額な修理工事や商品(換気扇、浄水器など)の契約を強引に結ばせる悪徳商法です。
高齢者のみの世帯が狙われやすく、一度契約してしまうと「次は壁も危ない」と次々に別の高額契約を結ばせる(次々商法)悪質なケースが多発しています。
主な手口のステップ
- 無料点検を装った訪問: 作業着を着た業者が突然訪問し、「無料で配水管の点検をしています」「近所の工事の挨拶回りで、お宅の屋根が浮いているのが見えたので教えに来ました」と親切を装います。
- 嘘の報告と不安の煽り: 屋根裏や床下に入り込み、あらかじめ持参したシロアリの死骸や、自分でわざと瓦を割った写真を見せて、「大変です、このままだと地震で家が倒壊します」と恐怖心を煽ります。
- 即決の強要: 「今すぐ工事しないと手遅れになる」「今日契約すれば特別に半額にする」と焦らせ、家族に相談したり他の業者と相見積もりを取る隙を与えません。
- ずさんな工事と高額請求: 契約を結ぶと、市販の防虫剤をまくだけのずさんな工事や、不要な補強工事を行い、数百万円単位の高額な料金を請求します。
詐欺の例
「近所で屋根工事をしている者ですが、お宅の屋根の瓦がずれていて雨漏りの危険があります。今なら無料で点検しますよ」と業者が訪問してきた。
親切だと思って屋根に上らせたところ、業者は持参したデジカメで「ほら、土台が腐っています。このままだと次の台風で屋根が飛びますよ」と写真を見せてきた。
不安になり、業者が言うままにその場で300万円の屋根葺き替え工事の契約をしてしまったが、後日別の専門業者に見てもらうと、屋根は全く壊れていなかったことがわかった。
防犯のポイント
- 「無料で点検します」「近所で工事していて見えた」と突然訪問してくる業者は、絶対に家(屋根や床下含む)に入れない。
- 業者が持ってきた写真や映像は、別の家のものだったり、業者が自分で壊して撮影した捏造の可能性が高いため、絶対に鵜呑みにしない。
- 「今すぐ工事が必要」と急かされても、絶対にその場では契約しない。「家族に相談する」「知り合いの工務店に見てもらう」とキッパリ断る。
- 万が一契約してしまっても、訪問販売による契約は法定の契約書面を受け取ってから8日以内であればクーリング・オフ(無条件解約)が可能です。すぐに消費生活センター(188)に相談してください。