電話・対面(特殊詐欺など)作成日: 2026-04-22
預貯金詐欺
高齢者向けキャッシュカード
警察や銀行員を装い「カードが不正利用された」と受け取りに来る。
詐欺の具体的な内容
預貯金詐欺とは、警察官、銀行協会、役所の職員などを装って高齢者の自宅に電話をかけ、「あなたの口座が詐欺グループに狙われている」「キャッシュカードが不正利用されているので新しく作り直す必要がある」と不安を煽り、自宅を訪問して本物のキャッシュカードを騙し取った上で、暗証番号を聞き出す特殊詐欺です。
ターゲットの「自分のお金が危ない」という恐怖心と、公的機関に対する信用を悪用します。
カードを「すり替える」のではなく、手続きと称して堂々と本物のカードを「預かる」のが特徴です。
主な手口のステップ
- 警察等を名乗る予兆電話: 警察署の生活安全課などを名乗る男から電話があり、「詐欺犯を捕まえたら、あなたの口座情報がリストにありました。このままだと預金が全て下ろされます」と警告されます。
- カード交換の提案: 続いて銀行協会の職員を名乗る人物から電話があり、「口座を保護するために古いカードを停止し、新しいカードに交換する手続きをします。今から担当者を自宅に向かわせます」と告げられます。
- 自宅への訪問とカードの受け取り: スーツを着た偽の職員が自宅にやってきて、「手続きのために現在のキャッシュカードを預かります」と言って、被害者から堂々とカードを受け取ります。
- 暗証番号の搾取と引き出し: 「新しいカードの登録のために暗証番号の確認が必要です」と用紙に暗証番号を書かせたり聞き出したりした後、そのカードを使って即座にATMから全額を引き出します。
詐欺の例
警察官を名乗る電話で「あなたの銀行口座が詐欺の被害に遭う危険性があります。後ほど全国銀行協会の職員が手続きに伺います」と言われた。
数十分後、スーツ姿の銀行協会職員を名乗る男が自宅を訪ねてきた。
男から「口座を保護するために現在のキャッシュカードを預かり、新しいものと交換します。登録のために暗証番号をこの紙に書いてください」と言われ、カードを渡し、暗証番号も教えてしまった。
数日経っても新しいカードが届かないため銀行に確認したところ、口座から数百万円が引き出されていた。
防犯のポイント
- 警察官や銀行員、市役所の職員が、電話や訪問でキャッシュカードを預かったり、暗証番号を聞き出すことは絶対にありません。
- 「カードが不正利用されている」「口座が危ない」という電話があっても、絶対に信じず、一旦電話を切ってから、警察(#9110)や銀行の公式窓口に自分で確認の電話をする。
- 見知らぬ人物が自宅に訪問してきても、絶対にキャッシュカードや通帳、印鑑を渡してはいけません。
- 自宅の固定電話は常に留守番電話設定にし、相手の要件と声を確認してから電話に出る習慣をつける。防犯機能付き電話機の設置が非常に有効です。